2019年6月12日更新
国内最大の奨学金組織である日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金の申込は、高校3年生の夏に申込をします。
2018年までは高校3年生向けに2度の奨学生募集期間がありましたが2019年より1回だけとなっていますので忘れないように注意が必要です。制度について、いろいろと調べてみました。
奨学金の種類
主なものは3タイプあります。
給付型
返済不要です。
第一種奨学金
無利息となります。
第二種奨学金
利息付となります。
所得制限は?
種類によって所得制限が異なります。
詳しくはJASSOのホームページをご覧ください。
ここでは概要のみ記載します。
給与所得者で世帯人数が3人
・給付型
非課税世帯、資産制限など
他にもいろいろ複雑な条件があります。
・ 第一種奨学金
年間所得657万円以下
・ 第二種奨学金
年間所得1009万円以下
給与所得者で世帯人数が4人
・ 給付型
非課税世帯、資産制限など
他にもいろいろ複雑な条件があります。
・ 第一種奨学金
年間所得747万円以下
・ 第二種奨学金
年間所得1100万円以下
いくらもらえる?いくら借りれる?
ここでは大学の月額支給額概算を記載します。
給付型
月額1万円~6万円。国立と私立、自宅通学と自宅以外、区分で異なります。
第一種奨学金
月額2万円~6万円。国立と私立、自宅通学と自宅以外で異なります。
第二種奨学金
月額2万円~12万円から選択できます。ほかに入学時に一時金として借りれる特別増額制度もあります。
金利は?
給付型
返済不要です。
第一種奨学金
0%です。
第二種奨学金
学生のうちは0%ですが卒業してからは利息がかかります。
固定金利の場合は0.153%
変動金利の場合は0.002%
です。
増額した場合は異なりますので、詳しくはJASSOのホームページでご確認ください。
保証人は必要?
連帯保証人1人と保証人1人の2人が必要です。
ただし、用意できない場合は機関保証を選択することもできます。
機関保証の保証料は?
保証人2人を用意できず、機関保証を利用する場合には金利以外に保証料を支払う必要があります。
この保証料率は先払い方式で複雑な計算式になりますがおおむね年利0.1%~1.0%程度のようです。
卒業後に早く返済すれば保証料は戻ってきます。
申込から決定までのスケジュールは
所属する高校を経由して書類を提出する必要があります。
またスカラネットというインターネット申込サイトに登録する必要もあります。
高校によりスケジュールに若干の違いがあります。
6月中旬
各高校で説明会
7月8日迄
提出書類の学校提出
7月22日迄
スカラネットへの登録
提出書類を学校へ再提出
7月29日迄(スカラネット登録から1週間以内)
マイナンバーをJASSOへ送付
12月
候補者の決定
最後に
大学に入学してから奨学金を申込することもできるようですが、資金面で安心してから大学受験に臨んでもらいたいですよね。こちらに記載した内容には誤字脱字もありますので、高校やJASSOのホームページをご確認ください。